【Windy.com】でスキー場の天気予報&ライブカメラを事前確認
2023年12月 スキー、スノボーのシーズン開幕、既にスキー場がオープンしている地域もあるがスキー場の天気予報及び積雪量、雪質を事前に確認したいところ。
しかし、TV、ネット及びラジオでの天気予報はエリア毎の予報であり、ピンポイントでの予報ではなく、しかも平地での予報であり標高が1000m以上あるスキー場との予報とはかなり異なる。
そんな時に便利なのが無料で使える天気予報 アプリ 【Windy.com】です。
全国のスキー場の天気予報、積雪量、雪質をカラフルに一発で表示してくれ、しかもライブカメラで現在の状況を確認することができる。
一目でわかる! 全国のスキー場の積雪量【Windy.com】
まずは雪がなければスキー&スノボーはできないので日本の各地の積雪量を確認する、今日、現在 2023年12月04日の【Windy.com】の積雪量予報は下記のとおり。
無料で日本全国の積雪量の10日間先の予測を色別化された地図で表示してくれる。
1m以上の積雪深はオレンジ色、3mを越えるとピンク色に表示される。
【Windy.com】積雪深
参考:「積雪深」は雪の深さ、実際の積雪深は、地形や都市などの多くの要因の影響を受けます。
「積雪深」は測れるが「新雪」=「降雪量」は直接測れない。
参考サイト:降雪量と積雪深(積雪量)の違い
ここで積雪量は1m越えているスキー場を確認、1m越えていれば滑走OK。
一般的にスキーやスノボを快適に楽しめる積雪量の目安は積雪が1mを超えていれば、快適に滑走できる、 1mを下回るとブッシュや小石が出ていることがあり、危険です。
一発でチェックできる! 全国のスキー場の天気予報【Windy.com】
積雪量がOKなスキー場が決まればスポットでスキー場の天気予報を確認できる。
例えば長野県の白馬八方尾根スキー場に場所が決まったら検索窓に『白馬村』を入力し、該当する候補から一番近い場所を選択する。
すると長野県 白馬村付近の積雪深が表示される。
1m以上の積雪深はオレンジ色、3mを越えるとピンク色に表示されるので2023年12月4日 現在 積雪深が約1mあり、ギリギリ滑走可能のようだ。
次に白馬村の天気予報を確認するためにこの位置の予報をクリックする。
すると5日先の天気予報が表示されるので気温、風等を考慮してベストな日を選択してスキーにいく予定を計画する。
事前確認 必須! 全国のスキー場の風予報【Windy.com】
スキー場で天気が良くても風が強く、風速10m/秒以上ならリフト、ゴンドラは運行不可能になる、更に風が強ければ視界がわるくなりホワイトアウトに遭遇リスクが高くなり、スキーを断念せざるを得ないが【Windy.com】で事前にスキー場付近の風力を確認しておけばリスクが回避できる。
その際、注意して欲しいのが標高、通常は【Windy.com】の風力は地表付近の風力を表示しているので標高の高い山の場合は標高スライダーをその山の標高に設定する。
参考サイト:高度の設定
通常、「風に対する運行基準は、各スキー場の事業者ごとに基準を設けて運転をしているので、スキー場共通の基準というのはないが、『2人乗りのペアリフトで、風速10m/sを超えると警報が発信され、注意運転、15m/sを超すと運転停止』としているところが多い。
windyの場合、 青色の場合は風速5m/sで安全だが緑色に変わると風速10m/sとなり、オレンジ色になると風速15m/sとなりスキー場のリフト、ゴンドラが吹雪で運行停止となる。
ゲレンデスキーでなく山スキー(バックカントリースキー)の場合、緑色に変わる風速10m/s前に下山するのが賢明である、ホアイトアウトで遭難するリスクが非常に高くなる。
また、Windy.comでは現在から10日後までの風の動きを予測してくれます。
画面のいちばん下に現在を起点とするタイムスケールがあり、再生ボタンをクリックすると今後風向きや強さがどのように変化していくかがよくわかるので風の弱い安全な日を選んでにスキー場に行く計画を立案してください。
見える化! 全国のスキー場の雪質予報【Windy.com】
雪質の変化は気温や日射に大きく左右される。
積雪が降雨や気温の上昇、強い日射を受けると、融解を起こし、夜間に気温が下がり氷点下に冷え込む事により、融解した積雪は再度凍結し、固いアイスバーンに変化する。
その後、気温が上がれば再び融けて水分を含んだシャバシャバしたべた雪に変化しますし、気温が上がらなければアイスバーンの状態が続く。
逆に降雪後も気温が上がらず、日中でも氷点下が続くような場合には、比較的新雪に近い状態でゲレンデ状態が保存されます。
またアイスバーンの上に降雪があった場合には一見すると新雪で柔らかそうに見えても新雪の下はガリガリの固いアイスバーンであり、まとまった降雪がないと、下層の固いアイスバーンの影響がなくなるような状況には回復しません。
このように、スキー場の雪質というのは日々刻々と変化しています。
そのため、目的地のスキー場の雪質を予想するためには、数日前から現地の週間天気予報を随時チェックして準備しておく必要があります。
Windyでスキー場の雪質を事前確認する場合は「降水量タイプ」を選ぶ。
「降水量タイプ」 は雨、氷雨、混合氷、雪、湿った雪、雪を伴う雨、氷のペレット分布の表示が下記のように色別区分で表示されます。
スキー場の天気予報を気象予報機関毎に比較
Windyでは下記の各種の気象予報モデルを選択してスキー場の天気予報を変えることができます。
・GFS:NOAA(アメリカ国立気象環境予測センター)が提供している全球大気循環モデル。
・ECMWF:(ヨーロッパ中期予報センター)が提供している天気予報。
・METEOBLUE:NCEP(アメリカ環境予測センター)とNOAA(アメリカ国立気象環境予測センター)が協力して、スイスのバーゼル大学で作られた気象予報。
・ICON: マックス プランク気象研究所とドイツの国立気象サービス機関であるドイツ気象局 (DWD) が共同開発した、統合気象予報と気候のモデルです。
又、スキー場の各種の気象予報モデルを一覧で表示させて比較することもできます。
PC版は天気予報を表示させた状態で、一番下のバーにある「比較」ボタンを押すと各種の天気予報が
比較できます。
モバイル版では天気予報を表示させた状態で、一番下のバーをスライドさせると「比較」というボタンが出てきます。
見える! 全国のスキー場のライブカメラ【Windy.com】
Windyに登録された全国のスキー場のライブカメラで映像を確認することもできますので積雪量及びスキー場に行くまでの道路の積雪状態を目で確認することができます。
確認方法はメニューから「ウェブカム」を選択すると地図上にカメラアイコンが表示されるので、確認したいスキー場の近くにあるカメラを選択。
長野県の白馬八方尾根スキー場の場合、下記の画像が表示されます。
Windyのライブカメラの詳細は下記のサイトを参照ください。
参考サイト:Windy リアルタイム Webライブカメラ
まとめ
【Windy.com】でスキー場のゲレンデの状況を事前確認して安全なスキー&スノボーを楽しんでください。
モバイル版でも十分に貴重な情報を得ることができるのでTV等での天気情報と合わせて事前調査を実施してください。
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