一目で! 全国の大雪警報、注意報を事前確認!【Windy.com】
気象庁の予報では2023年12月明日21日(木)は冬型の気圧配置が強まり、23日(土)にかけて強い寒気が流れ込み 日本各地で大雪警報、注意報が発令される恐れがあり、道路が積雪し交通に重大な障害を与える可能性があり、事前に情報を収集して準備したいところ。
しかし、TV、ネット及びラジオでの天気予報はエリア毎の予報であり、ピンポイントでの予報ではなく、しかも平地での予報であり標高が1000m以上ある山岳部との予報とはかなり異なる。
そんな時に便利なのが無料で使える天気予報 アプリ 【Windy.com】です。
全国の主要道路の天気予報、積雪量、雪質をカラフルに一発で表示してくれ、しかもライブカメラで現在の積雪状況を確認することができる。
大雪警報、注意報基準 レベルとは
そもそも、気象庁から発令される大雪警報、注意報とは何なのか?
大雪警報、注意報の基準は地域毎に雪に対する備えが地域によって異なる。
例えば、雪があまり降らない東京23区では「12時間で10cmの降雪」が基準となりますが、豪雪地帯で知られる新潟県津南町では「12時間で60cmの降雪」が基準値と、6倍もの差があります。
このように大雪警報の基準値には地域差があるため、事前に移動する地域の警報基準を確認しておく必要がある。
大雪による災害の重大度による段階分け
予想される災害の激しさが考慮され、激しさにより気象注意報<気象警報<気象特別警報の3段階に分かれています。
警報とは、重大な災害が起こるおそれのあるときに警戒を呼びかけて行う予報です。また、注意報は、災害が起こるおそれのあるときに注意を呼びかけて行う予報です。
地域ごとの大雪警報、注意報基準 レベル
例えば仙台市の東部の場合は
大雪警報基準:降雪の深さ 12時間降雪の深さ20cm以上
大雪注意報基準:降雪の深さ 12時間降雪の深さ10cm以上となる。
*気象庁が出している各地の警報・注意報発表基準一覧表は下記のサイトから確認することができます。
一目でわかる! 全国の道路の積雪量 【Windy.com】
【Windy.com】で確認することができるのは積雪深、新雪及び3時間ごとの雪、べた雪の状況です。
まずは日本の各地の積雪深(積雪量)の解説。
今日、現在の【Windy.com】の積雪量予報は下記のとおり。
無料で日本全国の積雪量の10日間先の予測を色別化された地図で表示してくれる。
20cm以上の積雪深がグリーン色、1m以上の積雪深はオレンジ色、3mを越えるとピンク色に表示される。
【Windy.com】積雪深
参考:「積雪深」は雪の深さ、実際の積雪深は、地形や都市などの多くの要因の影響を受けます。
「積雪深」は測れるが「新雪」=「降雪量」は直接測れない。
参考サイト:降雪量と積雪深(積雪量)の違い
ここで積雪深(積雪量)が2cm以上のブルー色ならば車を運転する場合はスタッドレス等の装着が必須、なければスリップして事故の元凶となる。
一般的に移動する地域の積雪が1mを超えるオレンジ色の場合、スリップ等の原因で交通渋滞が発生する恐れがあるので運転を延期し、危険を避けた方が無難です。
事前確認 必須! 全国の道路の風予報【Windy.com】
雪道を運転する場合、積雪量だけでなく、強風にも注意が必要です。
風が強ければ視界がわるくなり地吹雪、ホワイトアウトに遭遇リスクが高くなり、更に強風が吹けば転倒のおそれもある。
【Windy.com】で事前に国道付近の風力を確認しておけばリスクが回避できる。
今日、現在の【Windy.com】の風力予報は下記のとおり。
グリーン色は風速10m/秒以上と強風です。
その際、注意して欲しいのが標高、通常は【Windy.com】の風力は地表付近の風力を表示しているので標高の高い山岳地帯は標高スライダーをその標高に設定する。
参考サイト:高度の設定
強風時は、ハンドルをとられ車が流されたり、ワンボックスカーなどの車体の高い車の場合は横転することがありますから、暴風警報や強風注意報が出されたときは、できるだけ運転を控えるようする。
windyの場合、 青色の場合は風速5m/sで安全だがオレンジ色になると風速15m/sとなり運転するのが危険なレベルとなる。
また、Windy.comでは現在から10日後までの風の動きを予測してくれます。
画面のいちばん下に現在を起点とするタイムスケールがあり、再生ボタンをクリックすると今後風向きや強さがどのように変化していくかがよくわかるので風の弱い安全な日を選んでにスキー場に行く計画を立案してください。
見える化! 全国の道路の雪質予報【Windy.com】
雪質の変化は気温や日射に大きく左右される。
積雪が降雨や気温の上昇、強い日射を受けると、融解を起こし、夜間に気温が下がり氷点下に冷え込む事により、融解した積雪は再度凍結し、固いアイスバーンに変化する。
その後、気温が上がれば再び融けて水分を含んだシャバシャバしたべた雪に変化しますし、気温が上がらなければアイスバーンの状態が続く。
逆に降雪後も気温が上がらず、日中でも氷点下が続くような場合には、比較的新雪に近い状態でゲレンデ状態が保存されます。
またアイスバーンの上に降雪があった場合には一見すると新雪で柔らかそうに見えても新雪の下はガリガリの固いアイスバーンであり、まとまった降雪がないと、下層の固いアイスバーンの影響がなくなるような状況には回復しません。
このように雪質というのは日々刻々と変化しています。
そのため、移動する地域の雪質を予想するためには、数日前から現地の週間天気予報を随時チェックして準備しておく必要があります。
Windyで各地の雪質を事前確認する場合は「降水量タイプ」を選ぶ。
「降水量タイプ」 は雨、氷雨、混合氷、雪、湿った雪、雪を伴う雨、氷のペレット分布の表示が下記のように色別区分で表示されます。
今日の全国の降水量タイプの表示は下記のとおり
関連記事:Windy レイヤー 雨、雷
全国の地域ごと道路のアイスバーンの確認!
Windyのの凍結高度です。
凍結高度 等値線は温度が0℃(水の凝固点)にある高度を表示。
凍結高度をクリックすると凍結高度の等値線が表示される、但し、現在はPC版のみ。
凍結高度:
凍結高度は水が凍結するときの標高を意味します。
雪質の種類である乾雪(パウダースノー)、湿雪、アイスバーンにの生成に深く関連するファクターです。
一日中0度を下回っていれば、雪は溶けることはなく、乾雪の状態が維持されるます。
昼間の温度が5度で、夜の気温が-5度の場合、昼間に雪が溶け、夜に溶けた雪がガチガチに凍結、アイスバーンが生成されます。
凍結高度はアイスバーンの形成の重要な指標です。
冬場に雪国、山岳地帯に車で移動する時にはアイスバーンに気を付けてください。
今日の全国の凍結高度の表示は下記のとおり。
ホワイト色は標高0mの凍結高度です。平地でも凍結し道路がアイスバーンになる地域です。
関連記事:地図表示 凍結高度 等値線
全国の道路の天気予報を気象予報機関毎に比較
Windyでは下記の各種の気象予報モデルを選択して各地の天気予報を変えることができます。
・GFS:NOAA(アメリカ国立気象環境予測センター)が提供している全球大気循環モデル。
・ECMWF:(ヨーロッパ中期予報センター)が提供している天気予報。
・METEOBLUE:NCEP(アメリカ環境予測センター)とNOAA(アメリカ国立気象環境予測センター)が協力して、スイスのバーゼル大学で作られた気象予報。
・ICON: マックス プランク気象研究所とドイツの国立気象サービス機関であるドイツ気象局 (DWD) が共同開発した、統合気象予報と気候のモデルです。
又、各地の各種の気象予報モデルを一覧で表示させて比較することもできます。
PC版は天気予報を表示させた状態で、一番下のバーにある「比較」ボタンを押すと各種の天気予報が
比較できます。
モバイル版では天気予報を表示させた状態で、一番下のバーをスライドさせると「比較」というボタンが出てきます。
見える! 全国の道路のライブカメラ【Windy.com】
Windyに登録された全国の道路のライブカメラで映像を確認することもできますので積雪量及び道路の積雪状態を目で確認することができます。
確認方法はメニューから「ウェブカム」を選択すると地図上にカメラアイコンが表示されるので、確認したい道路の近くにあるカメラを選択。
国道48号 山形県の関山トンネルの場合、下記の画像が表示されます。
Windyのライブカメラの詳細は下記のサイトを参照ください。
参考サイト:Windy リアルタイム Webライブカメラ
まとめ
【Windy.com】で全国各地のの道路の状況を事前確認して安全運転して無事に帰宅してください。
モバイル版でも十分に貴重な情報を得ることができるのでTV等での天気情報と合わせて事前調査を実施してください。
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