無料 天気予報 アプリ『WINDY ウインディ』を活用して天気、雪、風、気温、雨を事前にチェックしスキー、スノボーを楽しむ。
Windy.com スキーゲレンデの天気確認
Windy.comでスキーゲレンデの天気を確認する時に注意することは高度、初期状態では高度ゼロの地表での天気予報が表示される。
スキー場の風、気温を知りたい時は高度スラーダーを調整して天気ピッカーを表示させるとその高度の風、気温が表示される、逆に言うとその他のレイヤーは高度毎の確認はできない。
高度の設定
デフォルトでは地上の気象情報を表示しますのでスキー場に行く場合はレイヤーメニューの下にある高度のスライダをスキー場の高度に調整することで900m, 1500m, 2000m, 3000m, 5500m といった上空の風速を表示することが可能です。
高度のスライダは、風、気温、湿度のレイヤーが表示されている時に表示され、その他のレイヤーの場合は対応していません。
気温はデフォルトでは地上の気象情報を表示し一般的に気温は100メートル毎に0.6℃下がります。
Windyで高度のスライダを山頂に高度に合わせて調整すればその高度に気温が表示されます。
スキー場の標高が1000mの場合は地上(平地)と比較して約6度 低くなります。
スキー、スノボー 体感温度 ウィンドチル(wind chill)
普段、生活の中で感じる気温、いわゆる体感温度は気象台の発表と感覚が大きく違っている場合があり、体感温度に影響する大きな要素は風速です。
単純に言うと風速1メートルにつき気温が1度下がる感覚になり、気温が0度でも10メートルの風のもとでは、体感温度はマイナス10度、ということになります。
山での服装の選択は命に関わる問題です。山の遭難事故の原因の多くは防寒着を持っていなかったため低体温症で動けなくなったことが多く、準備不足です、山では最悪の状況を考えて入るべきで、服装選びは基本中の基本です。
下表は北米大陸で使用されている気温と風速から算出した体感温度指数で野外における凍傷の危険度を知る目安となる。
露出した素肌の場合は体感温度指数-28℃以下になると10分から30分程度で凍傷の恐れがある。
Windyで山頂での気温を確認する時は風速から算出した体感温度指数も考慮に入れて服装の準備をし、安全で楽しいスキー、スノボーを心掛ける。
スキー&スノボー 雪の予報と対策
雪が降っている場合、スキーは遭難や大怪我につながるリスクが潜んでいます、視界が悪くなり、危険です。日差しが遮られたゲレンデは薄暗く、ときにはどこを滑っているかわからなくなって遭難してしまうこともあります。
スキー前にはWindy等の気象情報で低気圧、熱帯低気圧、台風及び寒冷前線など接近していないか、把握してください。
Windyの機能である『 Meteogram 』を使用して山の雲の発生状況を確認することもでき、参考になります。
Windy Meteogram
標高別の雲の様子が確認できる。
雲・雨:
雲は灰色で表示され、濃い雲ほど真っ黒に表示されます。雲の高さが判る。
雨:
通常の雨が青色で表示。
対流性降雨:
大気が不安定な状態で降る雨で、紫色で表示、短時間に強く降る降雨で、雷を伴うこともあるので、登山の際は要注意。
雪:
降雪で、薄い水色で表示されます。冬山登山で役に立つ指標。
スキー&スノボー ホワイトアウトの予報と対策
冬山のスキー&スノボーで注意したいのは吹雪やガスによって極端に視界が悪くなりホワイトアウトに見舞われ、ルートから逸れる事によって起こる遭難。毎年多くの遭難者が出ています。
ホワイトアウトの状態では、雪面と空の境がわからなくなり、白い空間に浮かんでいる様な錯覚を起こします。うかつに移動できなくなり、容赦なく吹き付ける吹雪に体力がみるみる奪われます。間違って雪庇などを踏めば滑落し、いよいよ身動きが取れなくなり、万事休すという事にもなりかねません。
吹雪を凌げる場所を確保するか、カマクラなどを作り、天候が落ち着くまでひたすら待つのが基本対策です。
スキー場に行く前にWindyのレイヤー 視界(視程)で事前に視程状況を確認して下さい。
スキー&スノボー 紫外線の予報と対策
高い山の場合は、地上に比べて、紫外線が通り抜ける空気層が短くなるので、地上より紫外線が強くなる。
標高が1000m高くなれば、紫外線は約10%強まる。また残雪期は、地面に積もっている雪の反射にも注意が必要。
紫外線は目には見えない。気温の低い山では実感のないまま、強い紫外線を浴びている可能性がある。
曇空でも、晴れた日の6~8割の紫外線が降り注いでいるのでサングラス装着は必須です、またスキー焼け防止にはフェイスマスクも必要です。
スキー前に気象情報で紫外線の予報を確認する、Windyでは レイヤー UVインデックス(紫外線指数)で確認できる。
*UVインデックス(紫外線指数):紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化した、世界保健機関による指標である。
スキー場の積雪深と新雪
「積雪深」は雪の深さ、実際の積雪深は、地形や都市などの多くの要因の影響を受けます。
「積雪深」は測れるが「新雪」=「降雪量」は直接測れない。
「降水量タイプ」 は雨、氷雨、混合氷、雪、湿った雪、雪を伴う雨、氷のペレット分布の表示がされます。
『雷雨』は一日の 1 平方キロメートルの領域での光の閃光の数として定義され、 「雷雨」の強さを表す単位は、”l/km2”が使われています。
降雪量と積雪深(積雪量)の違い
降雪量と積雪深(積雪量)の違いは下図の通りです。「積雪深」はある時点での積雪の厚みをさします。 気象観測ではレーザー光などを使って地面から雪面までの高さを測定し、積雪深の記録としています。
一方で「降雪量」は雨量と違って直接的に測る手段がないため、1時間ごとの積雪深の増加差分のことを、気象観測では「降雪量」と呼んでいます。
根雪(古い雪)の無い平野部では積雪量=降雪量となるわけです。
まとめ
天気予報アプリWindy.comは無料は世界中の気象情報をビジュアル化された画面で一目で天気状況を教えてくれるアプリです。
スキー前に用いれば危険な状況を避けことができ安全で楽しいスキーができる天気予報アプリです。
但し、Windy.comだけで過信する事は禁物です、気象庁その他の天気予報も併せて確認して下さい。
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